布団の「打ち直し」・羽毛布団の「リフォーム」とは
長年使用してきた綿の布団や羽毛布団を、再生してリユースするということです。
「打ち直し」「リフォーム」することにより、新品に負けない仕上がりになることも。
愛着のあるお布団を捨てずに済み、ごみを減らすことにもなります。
ご家庭で行えるエコ対策です。
1.布団の打ち直しについて
まず古くなった側生地から綿を丁寧に取り出します。古くなった「わた」を機械にかけて空気を含ませほぐします。「わた」の繊維が壊れていなければ、長く使った古いお布団でもしっかりとした厚みがでます。もし、多少の劣化をしていたり、お好みによりもう少し弾力や膨らみがほしい場合は新しい「わた」を足して、好みの仕上がりにすることもできます。古い「わた」をほぐす際に「わた」の繊維が短くなる場合もありますので、足しわたをお勧めいたします。布団のサイズを変更することも可能です。肌布団を合掛け布団に、ダブルサイズのお布団をセミダブルサイズに変更などサイズ変更も自由に行えます。
逆に「わた」の量を減らして、お布団を軽くしたい。というご希望もございます。「お布団の上げ下ろしが重くて大変だ」という女性やご高齢の方から多く寄せられます。ふとんが軽くなると毎日の上げ下ろしや布団のメンテナンスもとても楽に行えます。また、いままでは少し重い掛け布団が好みだったが、最近は肩がこるので軽くしたい。など、お悩みは様々です。暖かさや寝心地、軽さや重さなど、お好みも様々かとは思いますのでぜひ、今お使いのお布団より、「どう変えたいか」をお聞かせください。
2.羽毛布団のリフォームについて
今お使いの羽毛布団を、良い状態に近づける作業です。買った時のような保温力や快適さに近づけます。まずお持ちの古い羽毛布団をお預かりさせていただきます。羽毛布団の状態を確認させていただき、次にお布団を解体し、羽毛を洗浄いたします。洗浄した羽毛を完全に乾燥させ、羽毛に空気を含ませるよう、よく撹拌させます。それと同時にほこりとゴミを取り除きます。必要であれば、新しい羽毛を足し中身の羽毛の量をご希望に合わせて調整し、新しい側生地に羽毛を投入いたします。羽毛布団のサイズの変更や、羽毛掛布団を羽毛肌掛布団にするなど、ご希望に応じてリフォームすることができます。
3.色々なものに打ち直しできます
使っていないお布団をお座布団にしたり、クッションやごろ寝座布団など、
アイデア次第で楽しく打ち直しリフォームをしましょう。
今ご使用の「わた布団」「羽毛布団」の打ち直し・仕立て直しをお考えの方に。 物を捨てるのは「もったいない」と思う昔ながらの風習がエコにつながるのではないでしょうか。 使えなくなった・使いたくなくなった、置き場所に困るなど様々かとは思うのですが、 すぐに捨てるのではなく、打ち直しやリフォームでお布団は再利用できます。 使いたいと思う必要なものに形を変えて、かしこく・お得に使いましょう。